ヴィヴァルディ スターバト・マーテル(悲しみの聖母)
「八月の狂詩曲(ラプソディー)」という映画をご存知だろうか。
黒澤明監督、晩年の作品である。
ちょうど20年前に公開された映画で、私はその数年後にTVかレンタルビデオで、この映画を観たのだと思う。
残念な事に、どんなストーリーだったのか全く覚えていない。
実は、この映画のタイトルも忘れていて、今回のブログを書くに当たって、タイトルを調べるのに意外と苦労した(笑)。
ところが、この映画のフィナーレの映像だけが、なぜだか鮮明に残っている。
何かを象徴している重要な場面だったのかもしれない。
激しい雨が降るなか、お婆さんが田んぼのあぜ道を歩いている。風が強く、今にも壊れてしまいそうな傘をさして、歩いている。どこへ向かっているのかもわからない。
ただ、その場面の映像が印象的なのである。
この場面で流れていた音楽が、ヴィヴァルディの「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」であった。
フィナーレの映像に、カウンター・テノールを歌うジェイムズ・ボウマンの「スターバト・マーテル」が重なり、強烈なインパクトを持って、その場面だけが今でも私の記憶に残っている。
「スターバト・マーテル」は、カトリック教会の聖歌のひとつであり、その詩はわが子イエス・キリストが磔刑となった際、母マリアが受けた悲しみを思う内容となっており、多くの作曲家がこの詩に曲をつけている。
おそらく、この映画の重要な部分を決定付けるものとして、「スターバト・マーテル」が歌われているのだと思う。
この映像と音楽、とにかく美しい。
ちなみにヴィヴァルディの「スターバト・マーテル」は、私が初めて買ったクラッシック音楽のディスクである。
・ヴィヴァルディ スターバト・マーテル(悲しみの聖母)
・ジェイムス・ボウマン/カウンターテノール
・クリストファー・ホグウッド指揮/エンシェント室内管弦楽団
黒澤明監督、晩年の作品である。
ちょうど20年前に公開された映画で、私はその数年後にTVかレンタルビデオで、この映画を観たのだと思う。
残念な事に、どんなストーリーだったのか全く覚えていない。
実は、この映画のタイトルも忘れていて、今回のブログを書くに当たって、タイトルを調べるのに意外と苦労した(笑)。
ところが、この映画のフィナーレの映像だけが、なぜだか鮮明に残っている。
何かを象徴している重要な場面だったのかもしれない。
激しい雨が降るなか、お婆さんが田んぼのあぜ道を歩いている。風が強く、今にも壊れてしまいそうな傘をさして、歩いている。どこへ向かっているのかもわからない。
ただ、その場面の映像が印象的なのである。
この場面で流れていた音楽が、ヴィヴァルディの「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」であった。
フィナーレの映像に、カウンター・テノールを歌うジェイムズ・ボウマンの「スターバト・マーテル」が重なり、強烈なインパクトを持って、その場面だけが今でも私の記憶に残っている。
「スターバト・マーテル」は、カトリック教会の聖歌のひとつであり、その詩はわが子イエス・キリストが磔刑となった際、母マリアが受けた悲しみを思う内容となっており、多くの作曲家がこの詩に曲をつけている。
おそらく、この映画の重要な部分を決定付けるものとして、「スターバト・マーテル」が歌われているのだと思う。
この映像と音楽、とにかく美しい。
ちなみにヴィヴァルディの「スターバト・マーテル」は、私が初めて買ったクラッシック音楽のディスクである。
・ヴィヴァルディ スターバト・マーテル(悲しみの聖母)
・ジェイムス・ボウマン/カウンターテノール
・クリストファー・ホグウッド指揮/エンシェント室内管弦楽団
by mariinsky1812 | 2011-02-06 02:43 | Vivaldi | Comments(0)